2020/04/29
今年のゴールデンウィークは、緊急事態宣言が発出されて初めの大型連休です。
新型コロナウイルスの感染拡大を防止するためには、今年のゴールデンウィークが正念場になるといわれていますので、旅行や不要不急な外出は控え、発熱・息苦しさ・倦怠感などの体調の変化に気を付けてお過ごしください。
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インフォデミックとは、Information(情報)とEpidemic(感染症の急速な伝染)を合わせた造語で、インターネット上で噂やデマも含めて大量の情報が氾濫し、現実社会に影響を及ぼす現象のことです。
このような時期は、体調の異常だけでなく、心の異常にも気を付けたいものです。特に、「デマ」には十分注意してください。
SNSのデマをきっかけに、全国的にトイレットペーパーや保存のきく食品など買いだめをする方が出ました。スタッフ笹谷は、1973年のオイルショックをきっかけに、大阪から始まったトイレットペーパー買い占め騒動や東日本大震災後のトイレットペーパーをはじめとする生活物資の買いだめ行動の暴走を思い出しました。
「歴史は繰り返す」とはよく言ったものです。1973年のトイレットペーパー騒動や東日本大震災後の買い占め現象を経験した人も、今回のデマを信じて行動したようで、「過去の歴史に学ぶ」大切さを実感しています。
しかし、再びこうした事態が起きる可能性はあります。情報源をチェックし「デマ」に惑わされないよう注意する必要があります。
新型コロナウイルス感染が世界で最初に広がった中国では、コロナ肺炎の治療法などに関するデマや真偽不明の情報が飛び交い、国民の混乱を招きました。
国営新華社通信が、2020年1月31日に「中国科学院などの研究で、中国伝統の風邪薬の一種『双黄連』が新型コロナウイルスを抑制することが分かった」という記事を配信しまた。この情報がインターネットを通じて拡散し、通販サイトでは売り切れが続出したということです。
この記事について、中国共産党機関紙・人民日報(電子版)は翌2月1日、「まだ初歩的な研究段階で、多くの実験が残っている。このウイルスの予防・治療薬はまだない」と報じ、むやみに服用しないよう注意を呼びかけました。
ほかにも「バナナを食べると新型肺炎にかかる」、ニンニクを食べると新型コロナに感染しない、イチゴをたくさん食べると予防できる、胡麻油を鼻の穴に垂らすとウイルスを遮断できるなど根拠のない情報がネット上に出回りました。
インターネット上の言論統制が厳しい中国では、有事の際、多くの人々が政府の公式発表よりも個人の発信する情報を信じる傾向があることも騒動を大きくしたようです。
災害時には、真偽取り混ぜたさまざまな情報が飛び交います。その中には悪質なデマや偽情報が含まれています。それを信じた人たちがコロナバッシングや人権侵害を起こす事態になりかねません。
わが国でも、新型ウイルスに関して「26~27度の温度で殺せる」とする情報がSNSで広まりました。また、トイレットペーパーやティッシュペーパーがマスクと同じように中国でつくられているから不足するという情報もひろがりました。
これらは、デマ・偽情報の類でしたが、もしもお湯で予防できる、ニンニクを食べると感染しないと信じてしまって、他に予防措置を取らずに行動することで、自らが感染したり、まわりの人に感染させてしまったりするおそれも出てきます。
世の中が混乱している時こそ、デマや偽情報を信じて行動することは、厳に慎まなければならないことだと思います。
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アンサーベーシックキャンパスでは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、緊急事態宣言解除までの期間は、イベントや説明会の実施を自粛しておりますが、2名様程度の個別相談や施設見学につきましては承っております。
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